こんにちはジマヒロです。
今回は仮想通貨ネタ。
ずっとやってみたかったビットコインのフルノード構築、最近は簡単にできるツールがあるっていうんで、やってみることにしました。
少し長いですがお付き合い下さい。
フルノードっていうのは、詳細は割愛しますが(よく分かっていないだけ)、要はビットコインのこれまでの取引履歴(ブロック)を全て格納し、これからの取引(ブロック)を全て記録していく台帳みたいなものです。
世の中にはこの「ノード」が無数にあって、それぞれがビットコインの取引を記録しています。
正しい取引履歴を分散されたノードが持つことで、一部のノードが無くなってもビットコイン全体の取引に問題が無いようにしています。
「ノードを建てることはビットコインネットワークの分散化に貢献することなんじゃ!」なんて言われますが、要は
Become bitcoin
ということです。
Become bitcoinしよう!!
ノードを建てるのに今や難しいプログラミングの知識は不要です。
最低限PCの操作が出来ることと、3万円位の予算があればOKです。
大まかには
・機材をそろえる
・SDカードにOSを書き込む
・機材をセットする
・数日待てばできあがり
という4ステップが必要です。
順番に見ていきましょう。
機材をそろえる
今回はUmbrelというサービスとラズベリーパイというコンピューターを使ってノードを建てます。
公式サイトに必要機材が載ってますのでそろえます。
1、Raspberry Pi 4
2、ACアダプター
3、16GB以上のMicro SDカード
4、カードリーダー
5、ラズパイを入れるケース
6、1TB以上の SSD
7、LANケーブル
1~5についてはラズパイのスターターキットを購入するのが手っ取り早いです。
6のSSDについてはこちらを購入。
7のLANケーブルは手持ちのものを使いました。
3万円弱かかりました。既に持ってる機材を活用できる方はもう少しお安くそろえられるかと。
SDカードにOSを書き込む
にアクセスすると手順を丁寧に説明してくれています。
まずはumbrel OSというものを「自分のPCに」(まだSDカードには入れません!)ダウンロードします
そんでもってBalena Etcherという謎のツール(umbrel OSをSDカードに書き込むのをサポートするツールっぽい)をこちらも「自分のPCに」(SDカードじゃないよ!!)ダウンロードします。
2つダウンロードしたら、microSDをPCにつなぎます。
Balena Etcherを起動しましょう。下の画像が出てきます。
「Flash from file」からダウンロードしたUmbrel OSを選択し、「Select target」に挿入したmicroSDを選択して「Flash!」をクリックします。
あとは勝手に作業してくれますが、もし「Flash!」を押してもエラーが出て先に進めない場合はBalena Etcherのアイコンを右クリックして「管理者として実行」をクリックしてみましょう。
なんでかは分かりませんが、私はこれでうまくいきました。
機材をセットする
ラズパイを箱から出し、ケースに格納します。
さきほどFlashしたMicroSDを挿入して、SSD、LANケーブル、電源ケーブルをつなげていきます。
HDMIケーブルもつなげてますが、これはなくてもOKです。
配線に問題ないことを確認したらスイッチをオンにしましょう。
機材のセットはこれだけ。
HDMIケーブルをモニターにつなげばなにやらプログラミングが走っている様子が確認できます。
この画面になったらラズパイと同じネットワークにつながっているPCでhttp://umbrel.local/にアクセスしましょう。
この画面が出ればもう一息です。
STARTをクリックして、パスワードの設定、24個のシードフレーズのメモとガイダンスに沿って進みます。
数日待てばできあがり
ようやくダッシュボードにたどり着きました。
さっそくダッシュボードを見てみましょう。
過去のブロックをせっせとSSDにダウンロード中。全部で400GB近くあるそうな。
下の画像は同期開始から7時間ほど経過していますが、まだ3%も進んでないw
このペースだと終了まで1週間はかかりそう。
待つしかありません
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というわけで、ラズベリーパイを使ってビットコインのフルノードを建てた模様をお届けしました。
必要な機材さえそろえてしまえば、技術的なことは分からなくてもノードを建てられちゃいます。
同期が終わったらいろいろといじってみたいと思います。
それでは!!