チャリにも乗らず、仮想通貨ばかりいじってます。
こんにちはジマヒロです。
今回も歩いてゲットする仮想通貨「アルクコイン」で遊びます。
前回は、分散型取引所Uniswapでイーサリアムをアルクコインに替える取引を行いました。
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今回はUniswapのもう一つの機能、プールへの流動性供給をしてみます。
流動性供給ってなんぞ?
前回Uniswapで行ったイーサリアムをアルクコインに替える取引、従来の取引所のように売り手と買い手の仮想通貨を板に並べてマッチングさせる方式とは違っています。
「プール」と呼ばれる場所にアルクコインやイーサリアムが預けてあって、注文者はアルゴリズムによって決定された価格に応じてプールから仮想通貨を受け取る仕組みになっているんです。
アルクコインのような取引量の少ないマイナーな通貨であっても、預けてあるプールから取引を行うことで、いつでも売買が成立する仕組みなんですね。
このプールに仮想通貨を預ける行為を流動性供給と言います。
ちなみにUniswap内の取引価格はプール内の仮想通貨の総量に応じて変動する仕組みになっています。
プールに預けてある仮想通貨が多ければ多いほど多額の取引が成立しやすくなりますし、プール内の仮想通貨の変動量が少なくなり価格も安定します。
逆にプールに預けてある仮想通貨が少ないと希望する数量の取引成立しない可能性があります。またプール内の仮想通貨の変動量が大きいと価格が不安定になります。
つまりプールに流動性を供給することは、その仮想通貨の安定した取引をサポートすることねなるんですね
流動性を供給するメリット
ではプールに流動性を供給するメリットはなんでしょうか。
ずばり、流動性を供給すると取引手数料の分配を受けられる です。
現在Uniswapはイーサリアム(ETH)やアルクコインを始めとするトークン(ERC20トークン)の交換での際に0.3%の手数料を徴収します。
徴収された手数料は、取引が成立した仮想通貨ペアのプール内で、供給量(シェア)に応じて分配されます。
流動性を供給するリスク
取引所に流動性を供給すれば見返りに手数料収入が入ってくる、一見不労所得っぽいこの仕組みですが、もちろんリスクがあります。
プールに預けた仮想通貨はUniswap内で行われた取引に応じて増減します。
イーサリアムをアルクコインに替える(ETH→ARUK)場合はARUK/ETHのプール内のETHが増えて、ARUKが減ります。
逆にアルクコインをイーサリアムに替える(ARUK→ETH)場合はARUK/ETHのプール内のARUKが増えて、ETHが減ります。
つまり流動性供給者の損益は供給した仮想通貨ペア(ETH + ARUK とか)の価値の総額で判断されることとなります。
で、仮想通貨の価格変動の状況によっては「仮想通貨をプールに預けるよりそのまま持ってた方がお得だったよー」という状況が起こりえます。
ARUK/ETHのプールにアルクコインとイーサリアムを預けたとしましょう。
預け入れ後、イーサリアムの価値が急激に上昇し、アルクコイン→イーサリアムの取引が活発に行われたとします。
ARUK/ETHのプール内ではARUKが増えて、ETHが減ります。
価値が上昇したイーサリアムと、価値が落ちた(あるいは変わっていない)アルクコインとの総和を見たときに、「あれ!?これってフツーにイーサリアム持ってた方がお得だったんじゃね!?」という状況が起こりえます。
これが流動性供給者が負うリスクとなります。
プールに流動性を供給してみる
なんとなく概要をつかんだところで、アルクコインをUniswapのプールに預けてみましょう。
プールに流動性を提供するには、アルクコインだけを用意するだけではなく、ペアとなる仮想通貨を同じ価値分だけ用意する必要があります。イーサリアム(ETH)だけではなく、あらゆるERC20トークンでペアを作ることができます。
今回はARUK/ETHのプールに流動性を供給してみます。
まずはUniswapを立ち上げて、Metamaskをつなげましょう。
Poolを選んで、「Join a pool」をクリックしましょう。
参加したいプールを探します。
「ARUK」と打ち込めばプールの候補が出てきます。
ARUK/ETHペアの「Join」をクリックします。
プールに預け入れる数量を設定します。手打ちでも設定できますが、「Max」をクリックすると手持ちの仮想通貨全部を預け入れることができます。
ここでは手持ちのイーサリアム(手数料を差し引いて0.0628枚)を全量預ける設定にしています。
すると自動的にアルクコインの枚数が決定されます(624枚)。
預け入れる量がきまったら「Approve ARUK」をクリック、終了するまでしばし待ちます。
無事に終了したら 「Supply」、「Confirm Supply」 とクリックしていきましょう。こちらも終了するまで少し時間がかかります。
これで流動性供給ができました。Your Liquidityに供給した仮想通貨が表示されます。
さらに供給を追加する場合は「Add」、供給をやめる場合は「Remove」をクリックすればよさげ。
Metamaskの残高を見てみると、Uniswapに預け入れた分だけイーサリアムとアルクコインがしっかり減少しています。
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というわけで、分散型取引所Uniswapに流動性を供給してみた様子をお送りしました。
文字にするとなんだか大変な作業をしているように見えますが、実際は画面の案内に従ってクリックするだけなのでとっても簡単です。しばらく放置して様子を見てみたいと思います。
先ほども言いましたが、分配される手数料以上に損をするリスクがあります。
また、この仕組み自体新しいものなので、予期せぬトラブルやハッキングで損をするリスクだってあります。
まずは失ってもいい範囲の仮想通貨を預けるようにしましょう。
それでは!